【 株式会社 有機資源開発研究所 】




花粉管試験 
 堆肥の腐熟度判定法には、化学分析による方法や幼植物試験、発芽試験などの生物検定法があります。

 当社では、静岡県の名産である茶の花粉を使って、20時間で堆肥の腐熟度をピタリと測るちょっとユニークな 生物検定法を行なっています。これは、花粉管と根毛の組成(形態や生長の仕方など)が良く似ていることを利用し、 花粉管の伸長の良し悪しで堆肥の腐熟度を判定します。




 シャーレの寒天培地の中に堆肥の抽出液(堆肥1:蒸留水2)を加え、それに茶の花粉を植え付け、25℃で20時間培養します。完熟堆肥なら花粉管も良く生長しますが、未熟堆肥だと阻害物質により生長が抑制されます。
 判定は、堆肥の抽出液を含まない培地における花粉管長をブランク100とし、堆肥の抽出液を入れた場合の花粉管長が80以上伸びれば作物への害はないと判定します。


     
検体A:完熟堆肥検体B:ブランク検体C:未熟堆肥
[検体A:完熟堆肥]
[検体B:ブランク]
[検体C:未熟堆肥]




 堆肥の抽出液の濃度を変えることにより、10a当り1t、2t、3t…と堆肥を施用した場合の判定もできます。

 茶の花粉を使用するのは、冷凍保存が可能なことより年中使用でき、花粉管長も長いため、この検定に最適だからです。





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